カナダ出身のエレクトロハウスグループ、MSTRKRFTに出会ったのはやはり深夜のPV垂れ流し番組。
私はテクノやトランスよりハウスミュージック が好きで、あのキラキラとしたシンセの音や、ミドルテンポの上で一定のリズムを刻むキック、踊り続けるベースライン、時に聴こえてくるヴォコーダーなど、テクノやトランスにはない華やかさがハウスにはある。
MSTRKRFTの曲の特徴は、とにかく編成がシンプルで、奇数拍と偶数拍のメリハリが強いところ。それでいて単調にならず、最低限の音で首を振らせる魅力がある。
そんな彼らのデビュー曲がこのEasy Loveである。
ご覧の通りとてもエロいPVに仕上がっている。そもそもこの曲の歌詞が猥雑であり、「あなたが望む時にいつでも私を愛してください」という内容になっている。だから「Easy Love」なのだ。
MSTRKRFTの曲らしくシンプルな仕上がりで、なおかつシンセブラスの華やかさ、カウベルやボンゴなどのパーカッションの賑やかさが素晴らしい。
しかしスーツを着ている女性にピンクの液体をかけ続けるという、エロの方向性がなかなか特殊ではないだろうか…。