90年代の話になるんだけど、Loop Junktionというヒップホップジャズユニットがいたんですよ。活動休止してからそのバックバンドだけがインストゥルメンタルバンドを結成した。それがcro-magnonである。
で、そのデビューアルバムのリード曲「逆襲のテーマ」が、なかなかハマるのです。
本当はシュールなPVがあるんだけどどこにも上がってないのよね
ヒップホップ出身だけあってか、同じフレーズを繰り返す部分が多い。だけれど、ねっとりとした主張の強いベースを始めとして、特徴的なシンセリフが心を掴んでくるんです。1:00ぐらいからホーンセクションも入ってきて、エレピもあって、このグルーヴィーさは、もはやジャズなんですよね。だけどドラムが一貫して四つ打ちなので、首を縦に振って踊れてしまったりもする。このあたりに様々なジャンルが彼らのバックグラウンドにあることが窺えるし、デビューアルバムから彼らのキャリアを感じさせずにはいられない。
そしてこの曲、ライブの音源のほうが圧倒的に完成度が高い。